2018年9月22日 毎日新聞掲載記事。
2018年の生分解プラの日本の使用量は約4万トン。
2030年までにこの50倍197万トンまで増やすという。
ということは、197万トンの廃棄物が出るということ。
これをMOG-A1菌で分解出来るという技術が、
・・・・・
PLA産業廃棄物の土壌改良材製造の技術的課題
PLA廃物をそのまま圃場の土壌に還元することはできない。
廃棄物には多様で多量の微生物が付着しているからである。
これを投与した場合、PLAを分解する「放線菌」が付着微生物によって繁殖、活性が損なわれるからである。
これを防止できる技術がこれまで無かった。
このため、生分解プラを使用する意義が・・・うやむやになり、別な視点からPLAの価値を見出さなければならなくなった。
「炭素循環」である。
石油由来のプラと同じように焼却して炭酸ガスを出しても・・・PLAは植物から作ったものだから・・・・
炭酸ガス排出はゼロという評価思考である。これでは「生分解プラ」とは言えない。
なんか・・・苦し紛れの・・・科学的見地であるが・・・。
植物由来のものは「土壌」に還すのが・・・生分解プラの本当の姿である。
これには「微生物」の力を借りなければならないが、問題は廃棄物に付着している「多様な微生物」が、
大きな問題点なのである。この菌より勝つ菌でなければならない。
微生物には一つの掟がある。
ある菌がエリアを占有支配繁殖している場合は、他の菌が繁殖できない・・・。
PLA廃棄物の場合、これを分解できる主な菌は「放線菌」であるが、
放線菌は「細菌」。増殖スピード、繁殖条件など劣る菌である。そのために他の菌から防御するために・・・
「抗生物質」を産生している。これを産生しななければ菌社会で生き残ることが出来ない。
「抗生物質」の本当の意味は、菌が他の菌から負けないための物質である。
PLAの生分解には微生物のこの問題をクリアする技術を開発する必要がある。
日本再生循環緑化研究所 宇井 清太の発見した木材腐朽菌MOG-A1菌。
微生物社会の「絶対王者菌」である。
低温、高温、悪条件下でも、エサである有機物があれば超スピードで繁殖しエリアを占有支配出来る。
このことは、PLAに付着している多様な微生物を「休眠」させるということである。
PLA産業廃棄物の微生物問題を無造作に解決した菌である。
MOG-A1菌が付着したPLAを土壌に投与すれば、土壌内で大繁殖し多量の菌糸を伸ばす。
この菌糸が「放線菌」のエサとなり、放線菌は大繁殖しPLAを分解する。
これが本来の微生物を利用した「炭素循環」である。
MOG-A1菌を更に増殖させるには「SmartMax GreatRay溶液」を土嚢に投与する。
MOG-A1菌の増殖をコントロールできる。
この菌をコントロール出来れば、放線菌の繁殖もコントロール出来る。
放線菌をコントロールすればPLAの分解速度もある程度コントロールできることになる。
(特許出願を検討中)
ビニール袋内で激しく増殖するMOG-A1菌
SmartMax Bunakai DX 溶液
MOG-A1菌は枯れ葉、植物死骸のリグニン、セルロースを分解出来る木材腐朽菌の一種である。
高分子の炭水化物 リグニン、セルロース、澱粉などを分解して、
低分子炭水化物であるブドウ糖にする。
更に、MOG-A1菌は植物の根と共生する「菌根菌」。
MOG-A1菌の菌糸がブドウ糖を吸収して植物の根に供給し、光合成を補完する菌である。
葉を持たないでで光合成を削除した「菌従属植物」は、枯れ落ち葉の中に生息するが、
この菌根菌と共生することで生存可能に進化した植物である。
陸生の多くの植物には、この菌従属植物ほどではないにしも、この菌根菌と共生することで、
光合成不足分を補完している。
ようやく、大自然に自生する多くの植物が、こういうエネルギー調達を行って生きていることが解ってきた。
特に、芽生えた場所で永年生き続ける多年草植物は、このような菌と共生することで、
エネルギーを確保し、病害菌を遮断し、微量要素欠乏を回避し、連作障害が起こらないようしている。
MOG-A1菌が増殖すれば、この菌糸のキチンをエサにする「放線菌」も増殖する。
この菌社会、菌ネットワークが大自然の地表に構築されている。
「自然生態系免疫システム」である。
自然界の野生の植物に病気が発生しないのは「体内免疫システム」と「自然生態系免疫システム」があるからである。
圃場にはこのふたつの免疫システムが消滅している。
SmartMax Bunkai DXは、モミガラ、ゴルフ場のサッチなど・・・枯れたものを分解出来る。
モミガラを素晴らしい土壌浄化剤にする。
8月30日の状態
この超スピード分解。
個の菌糸の細胞は「キチン」で構成されている。
このキチンを食べるのが「放線菌」。
PLAを分解出来る菌が「放線菌」。
PLAを早く分解するには・・・先ず放線菌のエサになる木材腐朽菌の菌糸を多くしなければならない。
MOG-A1菌は超速で全気候の下で・・・低温でも、高温でも・・・繁殖する菌である。
8月30日の状態(処理3日後)
処理3日でMOG-A1菌が大繁殖し、テラマックは加水分解を始めている。。
PLAにMOG-A1菌を担持させた状態で土壌改良資材として使用するのが理想である。
土壌に投与すれば、土壌内でMOG-A1菌はビニール袋、フラスコ内での繁殖と同じように繁殖し、
この菌を求めて放線菌は菌糸付近で大繁殖する。
(放線菌の中にはMOG-A1菌で休眠しないで共生するものもある。枯れ葉の堆積した林床の
菌社会は木材腐朽菌と放線菌の連携で病害菌を不活性化している)
土壌へのPLA還元と同時に、病害菌を{休眠」させるMOG-A1菌、放線菌を畑に生息させることが
簡単に出来ることから、大幅な農薬削減栽培、完全無農薬栽培が可能になる。
生分解プラはMOG-A1菌によって、農業に革命を起こす資材に変貌する。
病害菌を休眠させ、更に、究極の再生循環の地球になる。
プラ汚染、地球温暖化を抑止する究極のシステムになる。
チップ、ペレット、細粒、微粉・・・多様な形状にMOG-A1菌を繁殖させ、
圃場に施与できるようにすれば、世界の農地を清浄な土壌に改変出来る。
地球には農地を拡大できる余地はほとんどなくなっている。
しかし、人間の人口増加続く・・・
食料の生産をどうする?????
この問題を解決するには、地球に現在ある農地を大切に再生循環して栽培するより道はない。
農薬使用の農業では土壌はますます農薬汚染。
これから脱却しなければならないのであるが、ほとんど解決の目途は立っていなかった。
MOG-A1菌の発見。
ようやく・・・生分解プラをMOG-A1菌で分解してできるもので、堆肥に代わり・・・
地球の農地を大自然の生態系を再現した清浄な農地を作ることが出来る。
堆肥農業では増産は出来ても「無農薬栽培」は出来ないが、
生分解プラ由来の菌根菌MOG-A1菌生息有機物なら・・・・
増産して・・・更に減農薬、完全無農薬栽培が可能になる。
この農法こそ・・・「究極の有機栽培」である。
2018年8月27日の状態。
試験中の「ビニール袋」
MOG-A1菌は好気性菌なので、通気する容器。
写真は分解中の状態。
供試材料
テラマック (ユニチカ株 製造)を細断した状態。
この状態にMOG-A1菌懸濁液を噴霧
ポリ乳酸プラ生分解の試験である。PLAを土壌内で分解する主な菌は「放線菌」。この菌のエサは「菌糸」のチキンである。
ポリ乳酸プラは土壌微生物により分解される次世代プラとされるが、
これまで、分解する放線菌を急速に土壌内で繁殖させる技術が無かった。
カニ殻資材など開発されたが、PLA分解と「完全無農薬栽培」を並行して行なえる菌を発見できなかった。
放線菌のみでは病害菌を「休眠」「不活性化」することはできない。弱い菌だからである。
日本再生循環緑化研究所では「細菌」ではなく「菌根菌」になる木材腐朽菌を研究してきたが、
2017年10月に革命的な能力を具備した「MOG-A1菌」を発見した。超速で放線菌のエサになる菌糸を多量に生産する。
更に、この菌は病害菌を「休眠」させることで「完全無農薬栽培」を可能にした菌であり、植物の生育を助ける特性をも具備している。
この菌はリグニン、セルロースを分解してブドウ糖産生し植物にエネルギーを供給する「菌根菌」である。
この菌糸の主成分は「キチン」である。
テラマック(PLA)上にMOG-A1菌を繁殖した状態で土壌に投与すれば、キチンをエサとして食べる放線菌が増殖する。
PLAを分解する主な微生物は「放線菌」である。
PLAに生息するMOG-A1菌の菌糸は放線菌のエサとなり、放線菌は活性化し、PLAを激しく分解する。
更に、MOG-A1菌は菌糸の一部を放線菌から食べられても、菌糸の先端は先へ、先へと伸びるから、土壌内、地表に、
枯れ葉、植物死骸があればMOG-A1菌と放線菌が共生する。
この場合、MOG-A1菌を継続的に地表、土壌内に繁殖させるには「グルコース」を人為的に投与すればよい。
これによって、MOG-A1菌を担持させたPLAは、圃場にMOG-A1菌を繁殖させ病害菌を「休眠」させると並行して、
MOG-A1菌の豊富な菌糸のキチンを食べることで放線菌も大繁殖しPLAを激しく分解して土壌に還し、
PLA由来の低分し炭素化合物はMOG-A1菌のエサになり、MOG-A1菌は更に繁殖する。
木材腐朽菌MOG-A1菌と糸状菌の連携で病害菌を「休眠」「不活性化」する。
更に、糸状菌はPLAを生分解する。
試験材料
ポリ乳酸プラ テラマック (ユニチカ株 製造)
SmartMax Bunkai DX溶液(MOG-A1菌資材 日本再生循環緑化研究所 製造)
試験方法
テラマックシートを 縦5㎝ 幅2㎝に細断
細断したテラマックにSmartMax GreatRay30倍溶液を噴霧
1 通気性のあるフラスコ300ccに入れる。、
2 ビニール袋 通する穴を開ける。
に入れ常温の室内に放置。
MOG-A1菌のテラマックの繁殖を目視検定した。
試験開始日
2018年8月27日
室内温度
最低温度22℃ 最高温度37℃
SmartMax Bunkai DX溶液(MOG-A1菌)の
ポリ乳酸プラ(PLA)繁殖試験
(生分解プラから自然生態系土壌改良資材製造) 地球の農地再生循環
完全無農薬栽培可能な圃場を作る!
2018年3月31日。
MOG-A1菌はテラマックに激しく繁殖し、大量の菌糸を伸ばしている。
この菌の主組成は「キチン」である。
これがPLAを分解する「放線菌」のエサになる。
2018年 3月4日の状態。
生分解プラ テラマック (ユニチカ (株))
SmartMax Bunkai DX
MOG-A1菌による低温繁殖試験
2018年2月21日 処理開始。
最低温度 5℃ 最高温度20℃ 室内培養。
いよいよ海洋汚染などでプラスチックごみの問題の解決の機運が高くなってきた。
環境省はこの問題を解決するために「生分解プラスチック」の製品開発などを推進する。
この生分解プラスチックには「ポリ乳酸プラ」「セルロース」など複数ある。
これを分解する「微生物」について日本再生循環緑化研究所は「MOG-A1菌を用いて試験してきた。
フラスコ内での低温分解試験は既に試験して、その可能性を実証している。
今回の試験は、MOG-A1菌を用いた「分解プラント」「家庭用分解機材」の基礎試験である。
MOG-A1菌は低温条件下でも超スピード増殖する木材腐朽菌である。
この低温活性能力を用いれば、日本列島における低温期での分解が可能になる
「全気候型分解システム」を作ることが出来る。
詳細は極秘非公開。
特許出願準備中。
全気候対応生分解プラ分解資材 SmartMax Bunkai DX 試験
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